ひとり言 2023.04.07
お金は勿論、非常に大切なものですが、お金が全てというマインドから脱却する必要性もあります。全ては調和の上に成り立っているからです。そこでスピリチュアルという概念が生まれました。本来この価値観は、個人の主体性や自立心を養うものでしたが、マインドコントロールの目的として利用され、された側に現実逃避を促し、恐怖心を煽り最終的には金銭的搾取の手段となりました。ですから、その分野では霊能者という一流のペテン師に、活躍の場が与えられ続けてきたのです。いずれ肉体と魂は量子力学で統合されるのでしょうが、魂という力は存在するので、私はそれを哲学的に表現したいと思います。魂とは駅伝におけるタスキのようなものと考えています。つまりタスキには、前の走者の血と汗と涙が染みついた思いが宿っているのです。そして走者は決められた区間(人生)を、その沢山の思いを背負いながら完走し、ようやく次の走者にタスキを渡せるのです。このサイクルを無限ループと捉えるのか、人類(民族)の歴史として捉えるのかで、見え方は変わってきます。ですから人生(任された区間)を全うした者しか、思いを次に託せないのです。そういった思いは、個々の人生で試され繋いでいくことによって、民族の歴史は構築されていきます。ですから己の魂という名のタスキを感じてみれば、自ずと民族の歴史を感じることができ、己の役割(託された思い)も分かってくるのです。