三島由紀夫 2024.11.17
このテーマは、私の人生の普遍的なテーマであり、もしかしたら自分が求めるような答えは、最初から存在しないのかもしれませんが、自分を内観する上で重要な動機となっています。以前、ソールアートのナカノ氏と対話する機会があり、その作品テーマの一つに、日本人の愛国心の覚醒があると仰っていました。そして私は大和魂に目覚めるには、まずは「愛する国を守りたい」という最も一途な崇高で普遍的な、この愛に目覚める必要性をよく考えています。なぜならこの普遍的な愛を通過しなければ、日本人本来の起源や根源に辿り着けないような氣がするからです。それ故に日本人の潜在意識を活性化する、ナカノ氏の作品パワーに、いつも勇気づけられています。そして日本人の根源的なものを考察する上で、どうしても私は三島由紀夫という稀代の傑物を意識してしまいます。三島由紀夫という人物は、本当にユニークなほど圧倒的な存在感があり、死んでなお生命力の源であるオーラが存在するがごとく感じられ、今なお彼の圧倒的な幻影を追いかけています。そして三島由紀夫が最後に命懸けで演じた、三島作品を自分なりに解読し、大和魂とは一体何なのか?という問いかけを、彼の生き様を通して表現したいのです。そしてこの知の巨人を自分流のやり方で消化してから、今度は日本人の神聖な祈りを見事に体現した特攻隊を、より深く理解したいと思っています。