思うこと 2023.10.11
私は、百貨店とかで長らく健康食品の販売をしていた関係で、今も細々とやっています。基本的には、天然素材で副作用がほとんどない漢方的(東洋医学)なものを扱っています。そんな流れで、医者の治療(西洋医学)を終えて、自宅療養中の末期ガンのお客様と今関わっています。残念ながら、お客様は外科手術は終えていたのですが、ガンが残っており既にリンパ節に転移した状態です。医者からは秋まで持てばいいと言われていたようです。私は、自分の知識と直感を頼りにアドバイスをしています。この状況では、頼れるのは自己免疫力しかないので、ガンの増殖をできる限り、遅くするよう対処するしか方法はありません。そして自宅療養においては介護する家族のサポートが重要になります。ですからガンを治すことは当然なのですが、ガンの痛みの緩和ケアをし、せん妄から来る精神錯乱状態を防いで、できる限り亡くなる直前まで人間らしい生活を送って、家族に暖かく見守られながら大往生するのも重要なことです。私がオススメしている漢方的なものが、今のところは功を奏して、お客様も自立した行動が何とかできて、痛みも余りないようです。しかし病気を治すという観点に立てば、西洋医学も東洋医学も違いはありません。両方を上手く使えば、本来は助かる命も沢山あったはずです。残念なことに入院した瞬間、我々の「生命」は臨床データの一部に組み込まれてしまうのです。