思うこと 2024.11.25
今、小泉八雲の本を読んでいます。そこで八雲は松江のことを「神々の国の首都」と呼んでいます。その中で「小鶴さん」と思われる文脈がありましたので紹介します。「原始的で野蛮な習俗に従って、松江の一人の娘が築城のとき、城の石垣の下に今は忘れ去られた神々への犠牲として生き埋めにされたという話がある。娘の名前は全く記録に残っていない。彼女のことで分かっているのは、ただ彼女が美しかったことと踊りが非常に好きだったことの二つだけである。ところで城がいよいよ出来上がった後で、松江の町で娘たちは誰一人踊ってはならぬという禁令を出さなければならなかったと言われる。何しろ、誰でもよい、若い娘が躍るたびにお城山が決まって震え、あの大きな城が土台からてっぺんまで揺らいだからである。」という内容です。私は「小鶴さん」の新しい令和のストーリー(地方創生)の構築を考えています。「呪い」を「祈り」の力に変えた、松江城から新たな伝説を発信したいと考えています。