ひとり言 2023.06.19
松果体は脳の中心にあり、豆粒程(7~8ミリ)の小さな器官で、松ぼっくりのような形をしています。生物学的に分析してみると、松果体はメラトニンという内分泌を生成する機能があると分かっています。日光を浴びることで生成されるのがセロトニンで、夜になって睡眠を促進するために生成されるのがメラトニンです。また有名な哲学者であるデカルトは、松果体を物質と精神の両方に相互作用する「魂のありか」と表現しています。松果体の主要成分は「ケイ素」であるので、松果体は光に反応する器官であり、聖人画によく描かれている後光は、松果体が放つ光だと言われています。人間の眼球もケイ素(水晶)で出来ています。また動物にも松果体があり、動物同士が松果体を使ってテレパシー通信をしている可能性も考えられています。このようにして、松果体は現代の科学でも解明出来ておらず、未知の可能性に満ち溢れています。むしろ現代人より霊的に優れていた古代人の方が、松果体の重要性を認識していたと思われています。これを神話的に表現すると、大先達の肉体のケイ素化を目指した「仙人への道」は、松果体を経由した再生進化の道でもあります。そしてその松果体を通して、日本の神で最も謎めいている、月の神様の真実に辿り着くことも可能です。