ひとり言 2023.06.28
太陽の寿命は、おおよそ100億年です。つまり後50億年経つと寿命を迎え、木星軌道近くまで膨張すると予測されています。それは太陽の核融合エネルギーの燃料である水素が、100億年くらいで尽きてしまうからです。また核融合反応により、水素原子はヘリウムというガスの原子に替わっていきます。つまり太陽で核融合反応が進んでいくと、中心にヘリウムが溜まり続け、太陽がどんどん膨張する仕組みとなっているのです。そうして寿命が尽きるころには、太陽は今の200倍の大きさになっているということです。またこのような状態の星を「赤色巨星」と言います。この状態に太陽がなった場合、水星や金星と同様に地球も飲み込まれると考えられています。仮に飲み込まれずに済んだとしても、地球の公転が奇麗な円から楕円形に膨らんでいきます。やがて、この公転の勢いごと遠心力を使い、地球は公転軌道から飛び出していきます。そうやって地球は銀河系から宇宙の果てへと旅に出ていきます。こういった星たちのことを「はぐれ惑星」と呼んでいます。