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思うこと 2023.01.06

酒場放浪記 その4

去年の年越しTVは、紅白を切り上げて「吉田類の年またぎ酒場放浪記」を見ていました。カウントダウンをして、樽酒鏡開きで新年を祝う内容となっています。その舞台に選ばれたのが居酒屋「多摩一」です。番組の冒頭部分で刺身のワサビで鼻がツーンとして、コメントがままならない吉田類が、逆に新鮮に感じました。その後、「多摩一」の過去映像が流れます。そこは家族経営で、役割が見事に分担されています。男性店主は接客担当で、この接客が何とも絶妙な間合いと気配りのきいた話し方で、お客さんにまずは安心感を与えます。そこから料理を作る担当から料理を運ぶ担当まで、家族のまごころが一体となり、店全体の空間が「おもてなしの心」で満たされていくようです。そんな空間で、まずは定番のもつ煮込みから始まって、唐辛子でコーティングした火焔豆腐に耐えた後、スパゲッティ風のうどんで締めております。最後に店から出て来る吉田類が、サウナでも入ったような心から寛いだ表情だったのが、この店が特番に選ばれた理由のようです。私も料理云々よりも、新年早々「日本人の心」をたくさん味わった気分です。

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