ひとり言 2023.01.05
大先達のブログで、歴史学者の磯田道史氏との関係について書かれていました。正直ちょっと驚いたのですが、ゼロ磁場に注目がこれから徐々に集まっていくのでしょう。今日はTV特集で見た戊辰戦争について、書こうと思います。今のロシア・ウクライナ戦争を意識して見ると感慨深くもあり、大変複雑な内容にも見えます。まずは大政奉還後の薩摩・長州を中心とした新政府軍vs旧幕府軍(1868~1869年)の戦いを戊辰戦争と言います。これまでの認識ですと、近代兵器の新政府軍が時代遅れの旧幕府軍を圧倒したという事ですが、実際は違ったようです。この戦争は鳥羽・伏見の戦い(1868年1月27日)から始まるのですが、新政府軍にはイギリスが、旧幕府軍にはフランスが支援していて、むしろ旧幕府軍の方が優勢だったという見解です。そこで新政府軍を勝たせたかったイギリスが動きます。イギリス、フランス、アメリカ、プロイセン、オランダ、イタリアの6か国が、1868年2月イギリスが中心となり、6か国で「局外中立」を共同宣言します。これにより表立った他国の支援ができなくなり、戦局が大きく変わります。フランスが旧幕府軍から支援を撤退し、アメリカも最新鋭の軍艦の引き渡しを、旧幕府軍に対し凍結したのです。これによって前将軍・徳川慶喜は、新政府へ恭順を決意し1868年5月江戸無血開城により、260年以上続いた徳川時代は、終に幕を下ろします。しかしながら戦いは、まだまだ続くのです。