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思うこと 2023.07.11

コヨーテ「死の荒野」

コヨーテとは、スペイン語の隠語で、密入国案内人のことを意味します。またコヨーテは、麻薬密売の下部組織にあたるため、大変危険な組織です。しかしこの悪の組織を頼って、密入国しようとする人は後を絶たないのです。そして今回の物語の舞台となったのは、テキサス州南部に位置するブルックス郡です。ここには国境検問所を避けて通るための重要なルートがあるからです。主な登場人物は、パトロールの保安官(主役)、国境警備隊、コヨーテ、密入国者とその家族です。またここは、別名「死の荒野」と呼ばれており、真夏だと50度を超える猛暑となり、またガラガラヘビなど多くの猛獣が潜んでいる大変危険地帯です。ですから多くの密入国者が、ここで命を落としています。特にバイデン政権になってから、密入国者の数は激増しています。その時、パトロールの保安官事務所に一本の電話がかかってきました。ある家族の姉妹がコヨーテの人質となり、身代金を要求され助けを求めてきたのです。家族とコヨーテとの生々しいやり取りの一部が公開されたのですが、非常に深刻な内容だったのでFBIに相談するよう指南します。しかし奇跡が起こり、この姉妹は自力でコヨーテから逃げ出し、国境警備隊に無事保護されたのでした。この一連のストーリーには、様々な矛盾が潜んでいます。こんな危険な思いをしてまで、国境を越える背景には母国の治安の悪さや貧困などの多くの過酷な問題があります。しかし私の立場は、日本国の移民政策には断固反対です。またこのパトロール保安官の元には、密入国者の家族から多くの感謝状が届いています。

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