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思うこと 2024.06.12

神の物理学 1

先日、大先達に保江邦夫の書籍を何冊もいただき、自分では買って読むことのない、今「神の物理学」という大変難しそうな本を読んでいます。理論物理学者である保江邦夫博士が、葦原瑞穂氏の書籍である「黎明」に大変感銘を受けその後、不慮の事故死によりお亡くなりになった氏に対し、哀悼の意を込めて書き上げた、大変な力作となっています。幸い文章自体、分厚くもなく簡潔であり、物理学の知識のない人間にも届くような内容です。しかし流石に物理学の難し気な方程式は、飛ばしながら一週目の流し読みを終えてみると、すぐさま興味が湧いてきて、今度はちょっと腰を据えて二週目に入っているところです。この偉大な物理学者は未知なる世界を簡潔に分かり易く説明し、本が苦手な私にも飽きさせません。そこでまだ二週目に入ったところでの私なりに本の解説をします。まずは、存在するものは完全な調和のみという状況を考え、それを「真空(しんくう)」と呼ぶことから始まります。大事なのは、「無」ではなく全てが完全に調和された「真空」から始まるということです。私たちが住んでいる、この三次元の世界は、「真空」である完全調和の一部分が、自発的に同時に三つ破れて生じた世界であり、これを「素領域」と呼んでいます。そしてこの「素領域」は、再び完全調和に復元しようと働き、我々は、その働きの流れの中を体験している最中なのです。次回はもっと詳しく説明しますが、要するに今まで「神の働き」として考察しなかった領域に、物理学が入り込むことで宇宙の謎に迫れるとともに、我々のイマジネーションは。さらに開放され無限に膨らんでいくことでしょう。

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