思うこと 2025.10.12
私には認知症の母(77歳)がいます。確かに被害妄想が酷く、動物的な言動に絶えず家族は疲弊仕切っていたのですが、非常に健脚なので日常的に散歩ばかりしながら、ちゃんと家に帰ってくるので、ある意味健康的に年老いていました。しかし数日前、急に立ち上がれなくなり、呂律が回らなくなり症状が急激に悪化したのです。それから24時間体制で下の世話などをしていましたが、勿論自分の母だからできるのでしょうが、意外と介護の適正があることに驚いていました。正直これが今生の別れだと、ある程度覚悟をしながら今までの罪滅ぼしのつもりで、最後に恩返しの機会をいただいたと思い、愛情を持ってやり遂げようと思っています。幸いにして弟がいるので、ただこれを一人でやるのは到底不可能です。ですからこういった介護事情をヤングケアラーなど社会問題として考えてみると、中々難しい判断ですよね。しかしどんな時でも新しい発見はあるもので、これも母からのギフトなのかもしれません。今現在ですが、正直想像以上に母は持ち直しています。これも皆様のお陰だと思っています。