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ひとり言 2023.07.02

蔵王権現の霊力

蔵王権現は、山岳信仰と仏教が結びついた日本独自の信仰・修験道の本尊です。そこで開祖・役行者が今の乱世の時代(7世紀、奈良時代)に相応しい仏を求め祈ったところ、釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩が順に現れました。しかしどれも、この乱世に相応しくないと感じ、もっと強力な仏を願い出現させたのが、蔵王権現という日本独自の仏だったのです。蔵王権現の青色は、深遠なる宇宙を表現しています。また背後の炎は怒りに満ちた猛々しさを表現しています。まさに内なる力強い怒りの炎と宇宙真理のごとき包容力が合わさり、あらゆる魔を封じ込む力を持った、日本最強の仏といったところです。そしてこの蔵王権現の霊力が、日本の神々の封印を解くのに重要なことが、最近分かって来ました。つまり大先達の描いた「素戔嗚尊の霊符」の意味は、日本最強の仏である蔵王権現と神話の神々を融合させたら、「令和の素戔嗚尊」が誕生したという、新しい神話だったのです。

 

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