お知らせ

ひとり言 2023.11.13

金峯山寺で世界初の護摩祈禱プロジェクト

皆さんNFTというのをご存知でしょうか?一般的な表現では、「世界に一つだけのデジタル資産」になります。この技術を使って「デジタル護摩木」を作成し、世界中から参加できる「護摩祈禱」が金峯山寺で盛大に行われました。金峯山寺と言えば、修験道(密教)の総本山であり、日本最大の秘仏である金剛蔵王大権現が祀られているところです。そこで最先端の護摩木を使った世界初の「護摩祈禱」をTVでたまたま拝見し、驚いたのです。この「デジタル護摩木」をデザイン監修したのが、世界的アーティストの紫舟さんです。「護摩祈禱」の際、燃える護摩木とともに祈りは供養され、ご祈禱と同時刻に「デジタル護摩木」も消滅するという仕組みで行われます。私が一番印象的だった光景は、紫舟さんの「地獄絵図」という作品が一緒に燃やされ、供養されていくシーンです。この作品の重要なテーマには、「ゆるす」という概念が隠されています。「ゆるす」には3つあり、1、赦す(罪を赦す) 2,許す(許可する) 3,恕す(思いやりの心で罪・過ちをゆるす)です。「恕す」とは、怒りの中にあっても、慈悲をもって全てをゆるす。自分のためと相手のためになることを同時に行えた時に、自分と相手を完全に恕すことができる。すると負の連鎖は絶たれ、生き地獄と化した感情は消え去り、ついに心に平安が訪れるというメッセージを、この作品の供養を通して表現されています。これに見習い、ゼロ磁場も進化した護摩祭りに向かっています。

カテゴリー

アーカイブ