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思うこと 2022.08.01

進化の痕跡

今から6600万年前に、現在のメキシコ付近に巨大な小惑星が、秒速20km以上の速度で落下しました。それにより、恐竜は絶滅し、地球上の75%の生物の命が失われる事になりました。理由としては、小惑星の衝突により高さ数百メートルの津波や山火事が発生し、また大量の硫黄が放出された事によって、それが太陽を覆い隠し、地球を寒冷化へ導いたことが原因とされています。逆に言えば、25%もの生物が、この試練を生き延びたとも言えるのです。その中には、鳥類や両生類たちがいました。残念ながら、鳥類の骨格は貧弱過ぎて、化石として発掘されることは、困難とされてきました。しかし例外的にペンギンだけは、発掘されていました。それはペンギンだけが、化石になるのに相応しい立派な骨格だったと言えるのです。まさにペンギンは鳥類の皇帝とも言えるでしょう。そんな中、約6000万年前の巨大ペンギンの化石がニュージーランドで発見されました。このペンギンは、巨大ペンギンとしては、最古の種であると予想され、体長は何と177cmと推定されています。今もペンギンは、恐竜滅亡に至った小惑星衝突をも乗り越えた、進化の痕跡を我々に提供してくれています。

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