思うこと 2025.06.11
量子力学の発展により霊的世界は、いずれ解明されると思いますが、そこでいつも浅い知識で語ってすみませんが、量子力学を私なりの感覚で表現してみると「波(波動)の状態であったものが観測者に発見されることで、波の物理的変化が生じて粒子へと変貌し、しかもそれが発見される以前の過去の物理的状態まで影響を受け続ける」と言った感じです。要するに、量子力学にはとても浪漫を感じているのです。また「この世は、それぞれの知覚器官を通して観ている心の現象に過ぎない」という表現も好きでよく使っています。しかし実際問題、戦争や犯罪に巻き込まれでもしたら、絶望や恐怖心に包まれていき、例え生き延びたとしても耐え難い怒りや憎しみが生まれ、人によってはPTSDを一生背負うことになります。当然この世を心の現象として捉えることは、ほぼ不可能です。そこでコソボ紛争に巻き込まれた、ある少年のその後の人生をドキュメンタリー形式で追っていく番組をたまたま見ました。その少年の家族は虐殺されたのですが、希望を最後まで捨てないで精一杯生きている印象です。皮肉にも彼の転機となったのが刑務所に収監された時で、そこで憎しみの対象であった民族の人とパンを分け合ったことで、心の雪解けが生じたそうです。その人には一人娘がいるのですが、紛争についての話は一切していないそうです。彼が言うには憎しみに駆られて生きることは困難だからだそうです。今もこういった紛争は絶えず起きているので、非常に感慨深く見ていました。何故か私もここ最近、過去のトラウマから生じる負の感情がよく芽生えていました。しかしながら今そういった感情を捨てるタイミングが、ようやく来た感じがしているのです。