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思うこと 2022.08.25

「この陰湿な城には、因縁話がある」

このキャッチコピーは、8月15日の終戦の日に産経新聞に掲載された記事の内容です。その内容とは、国宝松江城にまつわる話です。つまり国宝松江城を、陰湿な城と置き換えて歴史の闇に潜む真実を、顕彰しようという話です。一つ目の話は、この話の主人公である、小泉八雲による「築城の際、神の生贄として、ある松江の少女が城壁の下に生埋めにされたという人柱伝説」の話です。もう一つの話は、同じくして「松江藩主松平直正公の前に、大変美しい女の妖怪が現れ、このしろは、私のものだと言ってきたというコノシロ伝説」の話です。元々この話は、口伝伝承という形で受け継がれてきた松江の歴史です。口伝を頭ごなしに否定される方もおられますが、神武天皇の天孫降臨の時代には、まだ文字が無く、歴史は口伝伝承だったのです。すなわち古事記や日本書紀における日本の歴史は、この口伝伝承を顕彰した結果だったのです。要するに口伝をあからさまに否定するという行為は、民族の誇りや歴史の根源に関わることを否定するという行為に等しいです。この私のホームページにも、この人柱伝説について詳しく解説しておりますので宜しくお願いいたします。私の活動の原点は、日本民族の誇りや真の愛国心を取り戻すために、郷土の歴史を顕彰して、まずは郷土の誇りや郷土愛を構築していこうという考えの中にあります。歴史が所有する本質の中身には、絶えずその功罪が存在しますので、今歴史を正しく顕彰しようという意識が高まっていることに対して、私も大変嬉しく思います。

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