ひとり言 2023.10.28
ゼロ磁場は渡辺和子先生(ノートルダム清心学園理事長)の多大な影響を受けています。理由としては、幸野大先達がカトリック系の教師時代、渡辺和子先生に大変お世話になっており、今に至ってるからです。渡辺和子先生は9歳の時、二・二六事件に巻き込まれて、陸軍大将のお父さんが目の前で惨殺されています。その経験から渡辺和子先生は修道女になられてご活躍されました。この渡辺和子先生の宿命的な生き様が、強烈な陰から陽に転じようとしているゼロ磁場の氣とピッタリ合うのです。今日は、そんな宇宙的なメッセージを紹介します。テーマは「求めるよりも与えるのが本当の愛」です。渡辺和子先生がおっしゃるので、おそらく宇宙の法則です。しかし実際、渡辺和子先生は父親を殺した青年将校たちを言葉では、「恨んでいません」と答えていたそうですが、本心では長い間許すことが出来なかったそうです。そのキッカケは、事件から50年後の刑死した青年将校の法要に参加し、父を殺した遺族と面会した時です。その時、反乱軍の遺族として過ごした50年間が、自分の悲しみよりも、もっと辛い時間であったように感じたのです。あの惨劇の記憶は決して消えることはないのですが、ようやく気持ちの整理がついたそうです。渡辺和子先生のシスターとしての言葉の奥底には、絶えず父親の娘としての誇りが生きているのです。殺す方も殺される方も善悪だけでは裁けないことがあります。渡辺和子先生が許すのに50年かけて乗り越えた、その言葉には非常に信念を感じます。現在イスラエルの空爆で子供たちの悲惨な状況が絶えず報道されています。太平洋戦争を経験した大先達は、それを見ると吐き気がするそうです。私も見ていると気分が悪くなるので、ネガティブな感情をいつも慈愛の心と感謝の心で中和します。我々は集合無意識によって全てが繋がっています。そしてその役割に応じて個の存在が成り立っているのです。皆さん信念を持って自分の役割を一緒に全うしましょう!