思うこと 2022.07.22
この宇宙の中の世界は、基本、数字で事細かく表現できてしまいます。例えば、星同士の質量や距離またそれの自転、公転などの一定の法則などがあります。つまり、この宇宙には設計図があり、設計されたものならば、当然、設計者も存在するに違いないという考え方もできます。スティーブン・ホーキンス博士は、宇宙は神が設計していない、自己創造するのみという見解を述べられています。要するに、「重力の法則があるため、宇宙は無から自らを創造でき、これからもそうするだろう。このような自発的な創造が、無でない有、すなわち宇宙と人間が存在することになった理由だ」とおっしゃられています。当然、物理学的な難しいことは、わかりませんが、神という概念は如何にも西洋的だなという印象です。我々日本人は、宇宙の創造主だけが神である必要性もなく、宇宙の仕組み、さらには宇宙の存在そのものを包み込んで、崇め敬うことができる、霊的に優れた民族とも言えるでしょう。そして我々日本人は、宇宙の果てまで旅する冒険者であり、またその根源に恋焦がれて、近づきたいけど近づけないというジレンマから、神という概念をきっと発明したに違いないと勝手に想像してみました。