「特攻隊」 2022.08.17
真の「特攻隊」の意義は、その特攻行為における意味合いが死より生の力が圧倒している点にあります。つまり真の「特攻隊」の特攻行為は、己の死を最大限に生かして最大限の成果を得ようとする行為であり、故に目標達成するまでは、死に物狂いに生き抜こうとしました。しかも彼らが常に見ていた風景の先には、絶えず皇国の歴史があり、その特攻行為というのは、まさにその歴史の中を必死に生き抜いた結果に過ぎなかったのです。言い換えれば特攻精神とは、神武天皇の「八紘一宇」精神であり、彼らはその精神を圧倒的な生命力で体現しようとしたのです。つまり「特攻隊」の真実はこうなのです。「日本民族の道標になるべく、自らの意志で志願をし、世界平和のために戦い、皇国の歴史の中を必死に生き抜ぬこうとした男たち」だったのです。要するに、自爆テロ行為とは本質的に、全く異なる行為だったのです。つまり「特攻隊」の行動原理は、何ぴとにも汚すことができない主体性の中にある、崇高で純粋な精神性から生まれた意志からだったのです。彼らの根源には、天孫降臨から始まった皇国に対する純忠があり、誠の心を持って己の使命を果たそうとして、壮大な皇国の歴史ロマンの中を、短い中に圧倒的な生命力を注ぎ込んで、彼らは必死に生き抜こうとしたのだと私は考えます。しかも彼らは、道標となって今も圧倒的な生命の輝きを放ちながら、我々日本人を導こうとしています。そして我々は、ようやくそのことに気づこうとし始めているのです。つづく